辰巳法律研究所の司法試験&予備試験向け学習雑誌「ハイローヤー(Hi-Lawyer)2018年8月号」が発売になりました。気になる内容ですが「予備試験論文試験の出題予想」と「平成30年度司法試験分析速報」です。ハイローヤーの詳細はこちら
▲ 予備試験論文出題予想と司法試験の分析の特集で構成されるハイローヤー2018年8月号
予備試験論文出題予想「ヤマ当て」
ハイローヤー2018年8月号は2つの特集がメインですが、そのうちのひとつが2018年7月中旬に実施される予備試験論文試験の出題予想です。
特集の名前ですが、正しくは「当ればでかいゾ~予備試験論文試験直前期『大ヤマ当て』平成30年合格カレンダー~重要事項チェック」という長いタイトルです。
この出題予想では、6月20日から論文試験直前の7月14日まで、1日1記事で平成30年論文試験に出そうな重要論点をポイント形式で解説しています。
公法系(憲法・行政法)、民事系(民法・商法・民事訴訟法)、刑事系(刑法・刑事訴訟法)のほか、民事実務と刑事実務もそれぞれ2テーマ、合計4テーマ掲載されています。
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民事実務と刑事実務とも、市販のテキストとは異なるテーマが出題されることがあり、受験生の方も出題予想に苦労されていることでしょう。今月号のハイローヤーは4テーマと少ないものですが、ぜひ目を通されておくことをおすすめします。
平成30年度司法試験分析速報
ハイローヤー2018年8月号のもうひとつの特集が「平成30年度司法試験分析速報」です。
公法系・民事系・刑事系の各論文試験と、短答式試験の分析がされています。予備試験の最終合格から翌年5月までの司法試験までのは時間も少なく、今のうちから論文試験の分析をしておきたいものです。
(画像はイメージです。)
また司法試験と予備試験の短答式試験は、一部問題が重複します。5月の予備試験短答式の分析としても参考になるでしょう。
なお選択科目の論文試験の分析はありません。また法律系科目の問題文も掲載されていないので、適宜、法務省ホームページで問題文を確認してください。
民法(成年年齢等)の改正概要
ハイローヤー2018年8月号ですが、民法改正についての解説もあります。成年年齢の改正です。
従来の20歳から18歳に成人年齢が引き下げられますが、成年擬制の廃止や親族関係など改正部分が意外と多くあります。
施行日は平成34年4月1日ですが、債権法などの民法改正と合わせてフォローしておきたい所です。
まとめ
このほかハイローヤー2018年8月号では、辰巳司法試験講座の稲村晃伸先生の「ケースで読み解く債権法改正」なども掲載しています。ぜひ司法試験・予備試験対策に役立ててください。