法科大学院・適性試験の解答速報から見る人気のなさ、やはり予備試験を選択

2017年6月に第1回および第2回の適性試験が実施されました。この適性試験ですが、法科大学院への入り口の一歩となる重要な試験です。

もっとも受験者数の減少およびLECやTAC(Wセミナー)、伊藤塾、辰巳法律研究所などの解答速報などを見る限り、法科大学院入試は風前の灯です。なぜ費用と時間が掛かる法科大学院など作ったのか?そして賢明な受験生ならば、司法試験予備試験を選ぶだろう、そんな記事です。

トラ猫
【2017年11月追記】2018年度適性試験の中止が決まりました。
法科大学院に進学するなら受験が必須の「適性試験」。その適性試験が平成30年度から中止になりました。適性試験の中止の減少は、やはり法科大学院の人気のなさと、予備試験の人気だと思いますが、報道では少し違っているようです。

法科大学院・適性試験の解答速報

LEC法科大学院講座

LEC東京リーガルマインドでは、適性試験の実施を受けて、講評の公開や分析無料公開講座「適性試験 徹底分析ガイダンス」などを実施します。LEC法科大学院講座はこちら

このほか「法科大学院戦略ナビゲート」などのイベントも行うなど、LECはかなりの充実ぶりです。比較対象となりがちな予備試験よりも受験者数が圧倒的に少ない適性試験。そんな適性試験の分析に役立つイベントが多い印象です。

Wセミナーなど

Wセミナーなどでは適性試験の解答速報や分析イベントは実施しません。2017年度の適性試験の受験者数は延べ5,000人ぐらいですか。第1回と第2回の重複を考えれば、実質3,000人にも及ばないと予想します。

これほどの少ない受験者数ですから、やはり解答速報や分析イベントは実施しないという適切な判断だと思います。
参考記事 法科大学院適性試験が実施、難易度は?講評と分析イベントまとめ

辰巳と伊藤塾

辰巳法律研究所では、関連イベントを実施するようです。関心ある受験生の方は、参考にされるといいでしょう。

なお伊藤塾はサイトを見てないので分かりません。もっともロースクール入試に関する記事は参考になるので、お勧めです。

なぜ法科大学院は人気がないか?そして予備試験がお勧めの理由

考える女性
(画像はイメージです。)

法科大学院が人気のない理由

法科大学院が人気のない理由?これは法曹希望者ならば言うまでもありません。「費用」と「時間」です。ロースクール制度の初期ならば、修了者は高い確率で司法試験に合格することが出来ました。

それに対し現状では、大学院別合格率を見ても分かるように、一部のロースクール以外は修了しても司法試験の合格は約束されていません。不合格になって行政書士になる方も少なくありません。

法科大学院、半数が廃止・募集停止 背景に政府読み誤り
7/31(月) 3:51配信 朝日新聞デジタル

 弁護士や裁判官ら法曹人口を大幅に増やす狙いで国が設立の旗を振り、ピーク時には74あった法科大学院の半数近くが、廃止や募集停止になったことがわかった。2004年のスタート時に参入を広く認めたが、政府による法曹の需要予測が外れたこともあり、来春に向けて募集を続けるのは39にとどまる。全体の志願者は最多だった04年の7万3千人の1割程度にまで落ち込んでいる。

 青山学院大と立教大、桐蔭横浜大は今年5月、法科大学院の18年度からの学生募集をやめると発表した。3校を含め、これまでに15校が廃止、20校が募集停止(予定を含む)した。

 文部科学省が15年度から司法試験の合格率などによって大学院への補助金をゼロにする制度を導入したことで、同年度に一気に13校が募集を停止。一方で、東大や京大、私立では早大、慶大、中大など一部の法科大学院に人気が集中した。全体の定員(2566人)に対する入学者は1704人にとどまる一方、この5校の入学者がその46%を占める。

 背景には、政府の法曹需要の読み誤りがある。政府は02年、経済のグローバル化や知的財産分野の拡大で弁護士が足りなくなると見込み、年間1200人程度だった司法試験合格者を3千人にする目標を閣議決定。これを受け、大学は法科大学院を次々に新設した。自らの法学部のブランド価値を上げる狙いもあった。政府は16年度までに964億円を支援した。

 だが、法曹需要は増えなかった。裁判所が受理した事件数は15年は約353万件で、04年より約4割減。また、法科大学院修了者の司法試験合格率を7~8割と見込んだが、最近は2割台に低迷していた。11年からは経済的な事情を考慮し、法科大学院に通わなくても司法試験の受験資格が得られる「予備試験」も開始。直近の司法試験では合格者の約15%を占め、法科大学院の意義が問われる事態になっていた。

引用 ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170731-00000007-asahi-soci
(リンク先の記事は削除されました。)

なお司法修習については、給費制度が復活するようです。これは明るいニュースですね。

法曹になるのに必要な司法修習。この司法修習で給費制が復活する見込みとなりました。ただし貸与制との併用になるようです。どういうことなのでしょうか。

予備試験が人気の理由とは?

言うまでもありませんね。「費用の安さ」「時間の短縮」です。ロースクールの未習コースならば3年掛かる所、予備試験がそれはありません。

また予備校の法科大学院対策と予備試験対策の講義は、ほとんど同じです。つまりロースクール合格を狙うならば、それは立派な予備試験対策になるということです。

トラ猫
LECならば、入門講座とか論文基礎力養成講座などですね。

【結論】法科大学院よりも予備試験合格を目指せ!

結論としては、法科大学院の合格よりも予備試験の合格を目指すべきだと考えます。昨今の予備試験受験者数が1万人を超える年度が数年続いている点からも分かります。

もちろん予備試験で出題される「法律実務基礎科目」においては、模擬講義を行うロースクールと比較して劣位である点は否定できません。

もっともLEC予備試験講座など大手スクールでは、法律実務基礎科目の対策講座を設けています。時間が限られているため網羅性に欠ける部分があるかもしれませんが、これは他の受験生の方も同じです。重要度が高い分野を集中的に学習することが大切です。

【資格スクエア】受講料がお手軽な予備試験対策講座

法科大学院に進学した場合の「学費」「時間」「司法試験の合格率」と、予備試験に進んだ場合の「費用」「字時間」「合格率」を比較した場合、やはり学費の面から予備試験を選ばれる方が多いと思います。

そして予備試験対策スクールも、伝統ある従来のスクールはもちろん、オンライン講座に特化することで費用を抑えることに成功した資格スクエアなど多彩です。

また資格スクエアでは、元伊藤塾講師の吉野勲先生や高野泰衡先生が講義を担当します。したがって講義の質でもお勧めです。
資格スクエアはこちら

資格スクエア・高野泰衡先生の解説動画

元伊藤塾司法試験講座で豊富な講義経験を持つ高野泰衡先生による動画解説です。学部生やロー生も多い予備試験ですが、社会人受験生も結構います(受験会場を見ると分かります)。

限られた学習時間で、どのようにして難関試験の司法試験予備試験の合格を目指すか?勉強法など参考になると思います。

【動画】『社会人必見!高野泰衡講師が語る「働きながら予備試験を突破するコツ」』

ジュノンボーイが司法試験に合格していた!

菅田将暉さんや三浦翔平さんなど、イケメン俳優を輩出したジュノンボーイ。そのジュノンボーイの方が司法試験に合格していました。

この方は河野玄斗さん。東大医学部在籍中なので、予備試験経由の司法試験合格者となります。もともと頭が良いようですが、学習法も凄い。詳しくは下の記事をご参照ください。

難関国家試験の司法試験に合格して、さらにジュノンボーイに選ばれた河野玄斗さん。凄いのひとことですが、東大医学部出身で司法試験・公認会計士試験に合格した水野遼さんも。また司法試験に合格して婦人警察官になられた鈴木美穂さんも。
予備試験

【資格スクエア予備試験講座】
元伊藤塾司法試験講座の吉野勲先生が講義を担当。

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