司法試験・予備試験に合格するために、どのような勉強法が効果的か悩んでいる受験生も多いはず。
そんな受験生にオススメなのが、柴田孝之先生著『司法試験予備試験 完全攻略本』です。本記事では、この本の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
柴田孝之先生とは
S式シリーズの創設者であり、LEC予備試験講座・専任講師の柴田孝之先生は、これまで多数の司法試験合格者を輩出してきました。
その経験をもとに、受験生の疑問や悩みを解消し、予備試験合格の勝算を高める技術を本書に集約しています。柴田孝之先生からのメッセージはこちら
柴田孝之先生はLECで長く指導した後、出身地の三重県菰野町・町長を1期務め、2023年4月からは伝統のLEC入門講座の柴田クラス を(名古屋駅前校の通学クラス・全国通信クラス)復活させたよ
皆さんこんにちは。弁護士、LEC専任講師の柴田です。私は平成7年の司法試験に合格した後30年近く予備校で教鞭を執ってきました。また、現在は現役の弁護士としても活動しております。弁護士は法律に関する事務処理でできないことはありません。このスキルを使って困っている人を助け大変感謝されながらかなりの報酬が得られます。大変やりがいを感じる仕事で、弁護士になれば、難しい試験を突破する価値を必ず感じるはず…これが私が弁護士になってわかったことです。
引用 入門講座で学習スタートを 柴田孝之LEC専任講師(LEC予備試験講座)
本書の特徴
内容が盛りだくさん、それに尽きます。
本書の特長
- 前著『司法試験機械式合格法』を大幅にバージョンアップ
- 短答・論文・口述試験の勉強法を詳しく解説
- 講師の選び方を説明
- 答練の受け方、復習の方法を解説
- 法律基本7科目の勉強法を解説
- 予備試験合格者の合格体験記も掲載
- 勉強スケジュールの目安がわかる(1年合格・社会人・学生一般・独学者)
メリット
- 予備試験に関する説明がとにかく多い、そして詳しい(約510ページある)
- 何から始めればいいのかわかる(指導歴30年近い柴田孝之先生がズバリ説明)
- どこまでやればいいのかわかる( 〃 )
- 基本書、予備校本、予備校(通学講座・通信講座・答練・模試)の使い方と評価が書かれている
デメリット
- 論文試験の選択科目について記述がない(選択科目導入前に書かれたため)
- これから受験勉強を開始する初学者に、500ページ超は重いかも
確かにページ数は多いですが、重要部分の赤文字だけを拾って行くだけでも概要はつかめます(短時間で全体像が分かる)。
この「最初に全体像をつかむ」方法は、LEC式学習法そのもので、LEC入門講座 でも導入されています(「全体構造編」として本編の前に学習する)。
私的に感動したところ
講師の選び方ですね。LEC・アガルートなど合格実績の高い大手予備校だと、ひとりの講師が全7科目を指導します。
合格に必要な知識の90%をインプットする入門講座だけでも300時間の付き合いです。講師選びは慎重に慎重を重ねます。合格を左右するとも言って過言ではない「講師選び」。そんな講師選びにも解説されています。
まとめ
これから予備試験に挑戦する受験生にとって、柴田孝之先生の『司法試験予備試験 完全攻略本』は非常に役立つ一冊です。なぜならセールトークなしの本音主義で書かれているから。
ただし分量が多いため、初学者は最初に全体像をつかみつつ、学習のステージに合わせてじっくり読み進んでください。
本書を参考に、効率的な勉強法を身につけ、予備試験合格への道を切り開きましょう。また、柴田孝之先生の本音主義により、ダメなものはダメとズバリ指摘されるため、受験生にとって本当に役立つ情報が得られます。
学習初期だけでなく、入門講座を終えたとき、論文の勉強前など、常に読み返してください
ぜひ、本書で予備試験の最短合格を狙いましょう。それだけの合格ノウハウが詰まっています。なお、Kindle Unlimitedの対象本です。Kindle Unlimited会員なら無料で読めます。