昨年の2016年度司法試験予備試験に準備もせず玉砕した私ですが、平成29年度(2017年)司法試験予備試験に出願しました。
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▲ 2017年予備試験に出願しました。
今年も仕事・介護・自治会と忙しいのですが、なんとか短答式ぐらいは突破します。
短答式は足切りにすぎない
その短答式試験ですが、予備試験全体で見れば、論文試験への足切りという位置づけです。つまり短答式試験は合格出来て当たり前、という感じです。
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昨年度の試験で短答式すら合格できなかった私ですが、「テキストの復習」「過去問演習」で合格ラインを越えることが可能だとも感じました。結局のところ、学習時間の捻出が一番の課題です。
一般教養で合格ラインの突破を!
そして思わぬアシストになりそうなのが、「一般教養」です。予備試験受験生の中には、一般教養科目を捨て、法律7科目だけで合格を目指す方も多いようです。
合格ラインを170点前後とすれば、法律科目は8割の正解率で合格が目指せる計算になるのでしょうか(今後正確に計算したいと思います)。
優秀な受験生の方ならばこの戦略もありでしょう。もっとも一般教養で得点を重ねることができれば、7割ぐらいの得点率で合格ラインを越えることができます。やはり一般教養を捨てるのは得策ではありません。
一般教養の問題は難しい?
予備試験の一般教養の問題ですが、どの分野も難しいのが特徴です。もっとも高校生程度で解けるサービス問題も文系・理系科目問わずあります。つまり問題選択の目が大切です。
また40問のうちから20問を選択するのも特徴です。これにより全く対策を採らなかった私でも予想以上の得点を頂きました。今年はある程度の対策を採ることで、得点力を上げます。
一般教養対策のおすすめ書籍
一般教養対策の問題集も発売されていますが、演習量が少ない印象を持ちます。やはりインプットに時間を掛けた方が費用対効果は高いのではないでしょうか。
そこで利用をおすすめしたいのが、LEC東京リーガルマインドの「別冊完全整理択一六法 一般教養」です。一般教養は出題範囲が広く、網羅性を追求すると多くの時間が必要です。そのため法律科目の学習が疎かになれば本末転倒でしょう。
その点、本書では「受験生が得点源としやすい分野に厳選!(LEC予備試験講座サイトより引用)」となっているので、費用対効果の面でもおすすめです。
別冊完全整理択一六法 一般教養
(中略)
一般教養科目のうち、受験生が得点源としやすい分野に絞り、出題が予想される知識を掲載して効率的に学習できることを可能としました。また、知識や論点を要領よく整理・記憶するために他の科目と同様、見やすいレイアウト・読みやすい項目立てとなるよう工夫しています。引用 LEC予備試験講座・書籍ページ
http://www.lec-jp.com/shihou/book/
そして英語対策!
一般教養の大きな分野が英語です。5問ぐらい出題されるので、得点源にできると大きいですね。
一般教養の英語ですが、「単語力がないと通用しない」と感想を持ちました。TOEIC対策などの書籍でも十分かもしれませんが、単語力養成に特化したZ会の書籍「速読速聴・英単語シリーズ」を利用しようと思います。
「2色刷り」「覚えやすい平易な文章」「音声付き」と、価格の割には結構な内容です。また単語力のレベル別に姉妹版もありますので、受験生の方の実力に応じて選んでみては如何でしょか。
出願時期について
少し順番が逆になりましたが、予備試験の出願時期について触れておきます。
参考記事 予備試験の実施スケジュールと願書入手方法、出願期間まとめ
昨年の場合ですが、締切り直前に出願しました。これは締切り直前に申し込む受験生の方は、「自信がない」とは「出願に迷っている」方が多いと考えた為です。
実際のところ、欠席率は高くはありませんでしたが、「記念受験に受けに来た感じの人」とか「学習経験が浅そうな人」が比較的多くように感じました。
以上の点から、今年も締め切り直前に出願しました。もちろん出願の忘れというリスクはありましたが、何とか無事に出願できました。
司法修習が給費制度に
予備試験に合格したら司法試験。そして司法試験の合格の先にあるのが、司法修習です。この司法修習は現在のところ貸与制になっており、修習生の生活が大変だと問題になっていました。
その司法修習が以前の給費制度に戻るようですね。これは明るいニュースです。
関連記事 【司法修習】給費制が復活!しかし貸与制も残る、ってどういうこと?
また司法試験や予備試験の最新情報については、司法試験講師ブログもおすすめです。辰巳・伊藤塾・資格スクエア・LEC・Wセミナーなど講師陣の最新ブログ記事が参考になります。司法修習の給費制度について書かれている先生もいらっしゃるかも知れません。