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予備試験短答式の受験で早稲田大学へ、本物の伊藤真先生はデカかった

2020年5月17日

参考記事 予備試験短答式解答速報はこちら(LEC・TAC・資格スクエア・伊藤塾・辰巳など)

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法曹への新たなルートとして注目を集める司法試験予備試験。法科大学院への進学者が減る一方で、予備試験の受験生は約14,000人前後と人気が高い試験です。

予備試験には「短答式試験」「論文式試験」「口述試験」の3つのステージがあり、短答式試験で合格者が20%に絞られ、さらに論文式で20%、そして口述で若干名が不合格と、最終的には3%台の合格率になります。予備試験の合格率など、分析データはこちら

私の予備試験対策ですが、LEC東京リーガルマインド予備試験講座の入門講座を受講しました。全部で300時間ほどの講義があり、予習・復習等の時間を含めると、かなりのボリューム・学習量となります。

その入門講座を途中で挫折したのが数年前の話で、最近になって時間に余裕が出てきたため、再度挑戦することになりました。とは言うもの、「仕事」「家事」「介護」「自治会活動」そして「予備試験の勉強」と、五足の草鞋状態で、今年の予備試験は記念受験です。

試験会場は東京都の早稲田大学。JR高田馬場から東京メトロ東西線に乗り、早稲田駅に到着したのが7時40分頃です。

駅出口を出ると、すぐに「資格スクエア」と「辰巳法律研究所」の方が。直前シートのようなものを配布していました。

2016年予備試験、早稲田大学へ
▲ 早すぎたのか、試験会場に向かう受験生は少ない。

恥ずかしいので、何もらわずに早稲田大学へ。沿道には「LEC東京リーガルマインド」「辰巳法律研究所」の方がたくさんいらっしゃいます。辰巳配布員の中には初老のおばちゃんもいて、おそらく当日のみのアルバイトの方でしょう。

さて早稲田大学に到着。門の前には「アガルート」と「伊藤塾」そして「辰巳法律研究所」の方が。根負けして辰巳の資料を頂きました。

予備試験、早稲田大学会場
辰巳の資料、刑事訴訟法
▲ 辰巳法律研究所の刑事訴訟法資料「30分で最終確認!刑事訴訟法頻出テーマ」。簡易公判手続・即決裁判手続・略式手続の異同など、短答プロパーの知識が記載。

異色なのがアガルート予備試験講座。500ミリリットルのミネラルウォーターを配布していました。私は2本頂きました。下の画像を見て分かるように、アガルートのオリジナルです。側面にはメッセージがあり、それぞれ

「がんばれ受験生。アガルートアカデミー」
「その選択肢には未来がある。」

と書かれていました。何種類もメッセージが用意されているのでしょう。『工藤北斗、恐るべし』と言う感じです。良く考えますね。

アガルートのペットボトル1
アガルートのペットボトル2

開門時間は午前8時。一気に受験生が構内になだれ込みます。大きな受験会場のため、受験生の方も多いです。

早稲田大学、受験生

私の受験会場は入口から最も遠い場所です。途中、大隈重信像の下に背の高い男性が。伊藤塾塾長の伊藤真先生です。どこから入ったのでしょうか。開門と同時に受験生を応援しているとは、驚きです。他のスクールの有名講師が来ていない中(他の会場に行ったのかもしれませんが)、伊藤真先生の熱意は一流だと思いました。

参考
【伊藤塾】伊藤真先生の口コミと評判!シケタイ(試験対策講座)も | 試験部
【伊藤塾】伊藤真先生の口コミと評判!シケタイ(試験対策講座)も | 試験部

伊藤塾代表の伊藤真先生の口コミと評判です。司法試験予備試験講座、シケタイ(試験対策講座シリーズ)、論点ブロックカード(論証集)など。

shikaku-pass.net

予備試験、伊藤真
▲ 受験生に挨拶する伊藤真先生(肖像権の関係から背中からの撮影です)。握手する受験生も。それにしても伊藤真先生や工藤北斗先生など受験界にはLEC出身が多いですね。

さて試験会場に着くと、教室に入れるのは午前8時45分から。それまでは椅子やベンチに座って自習です。もっとも席に限りがあるので、あまり早く試験会場に来るのもどうかと思いました。来年は検討します。

予備試験会場の入室時間

肝心の試験問題ですが、民事系・公法系・刑事系とも解けそうな問題ばかりなのに、解けない問題がほとんどでした。見たことがある問題、一度は読んだ重要判例なのに、自信を持って解答できない。復習の足りなさ、基礎知識を充分に定着させていない点に気付きました。

少なくともLEC入門講座のテキスト総復習と、市販の過去問題集、完全整理択一六法をしっかりと学習しておけば、法律科目の合格ラインは超えることは可能だと思います(実際に試験会場でも択一六法を使っている受験生の方がいた)。忙しさを理由に十分な勉強をしてこなかった自分の甘さに恥じるだけです。情けない。

そして一般教養。「2ちゃんねる」などネット上では、かなり難しいとの感想が多いようです。中には物理の跳ね返り係数の問題など、高校生レベルの出題もありましたが、やはり全体的に難しかったです。

予備試験短答式試験の合格ラインは270点満点中の170点前後ですが、一般知識の難しさを勘案して、法律7科目は8割のラインを目指すのが現実的に感じました。と同時に、早めの短答式対策の必要性も感じました。

今回の短答式試験ですが、LECや伊藤塾、辰巳などで無料成績診断サービスを実施しています。全国規模での実施ですから、この大手スクールのサービスを利用すれば、まず合否の可能性、合格ライン等が分かるでしょう。

私は不合格になりそうです。もっとも他の受験生の方を見ることができ、とても良い刺激になりました。これからも忙しい日が続きますが、ぜひ来年の短答式および論文式試験・口述試験の合格に向けて再スタートを切ります。

今後の学習計画としては、「LEC入門講座」などから始めるつもりです。また司法試験講師ブログなどで、最新の試験情報もフォローします。

参考
司法試験講師ブログ | 試験部
司法試験講師ブログ | 試験部

司法試験の講師ブログの最新記事です。予備試験、法科大学院対策も。

shikaku-pass.net

【追記】今回試験会場で頂いた辰巳法律研究所のパンフレットには、西口竜司先生・柏谷周希先生・原孝至先生・金沢幸彦先生・稲村晃伸先生・本多諭先生・山本和敏先生らの激励メッセージが掲載されていましたが、中でも印象的だったのが、新庄健二先生(元東京高検検事・元司法研修所教官で現在は弁護士)のメッセージです。以下、引用します。

努力してきた自分を信じて
今年も本番がいよいよ始まります。短答試験は足切りですから、1点が結果を左右しますので、問題文一つ一つの選択肢について、最後まで諦めずに正誤を検討してください。難しいとか、やや苦手と思っている問題であったら、その問題にいつまでもこだわるべきではなく、確実に解ける問題から片付け、残り時間を難問に向けるべきでしょう。得意科目から確実に得点して、不得意科目では1点でも上乗せするために努力するようにしてください。
 毎年受験生には同じ激励をしますが、短答式試験には運・不運はありません。実力があれば必ず合格しますから、これまで努力してきた自分を信じるだけです。頑張ってください。
(辰巳のパンフレットから)

いかがでしょうか。予備試験の短答式試験で気を付けるべきポイントが凝縮されていると思いませんか。また「実力があれば必ず合格しますから、」の点にも同意です。ぜひ来年は充分な試験対策を行い、短答式のみならず、論文式試験そして最終合格を目指します。

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