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2017(平成29年)行政書士試験記述式、問題44は難問?難易度分析、講評解説動画まとめ

2017年11月15日

2017年(平成29年)11月12日(日)に行われた行政書士試験から数日あまり。大手スクールを中心に解答速報や無料成績診断サービスが実施されています。

平成29年度は択一が「標準的~やや易しい」記述式は「難しい」

平成29年度行政書士試験の択一ですが、「標準的~やや易しい」との評価が多いようです。「何だ楽勝じゃないか」と言うのはちょっと待った方が良いです。

ネコ
択一だけで合格ラインの180点を越えれば良いだけでしょ?

合格者の私は毎年ウォッチしていますが、択一が簡単な年度でも、「択一だけで合格ラインの180点を超える受験生は少ない」と思います。楽勝なのは、司法書士試験合格者とか予備試験などの併願組でしょう。

トラ猫
すると記述式で合格・不合格が決まる?

そうですね。記述式の採点で合格が決まる受験生の方が多いと思います。その記述式で、難しい出題がありました(問題44など)。そこでスクールや講師の方の講評・分析・解説動画などをまとめます。

合格を目指す!
(画像はイメージです。)

【記述式】講評・分析・解説動画まとめ

フォーサイト行政書士講座

「驚異の合格率」が特長のフォーサイト行政書士講座では、速報版の講評を公開しています。

講評によれば『最後に、記述式については、昨年同様に難しい印象でした。特に行政法については、その印象が強いです。』とあります(2017年11月12日現在の講評です。今後評価が変更になる場合があります)。

ネコ
行政法は難しかったよ

なおフォーサイトの講評ページには記述式の講評のほか、択一および多肢選択式のそれぞれの難易度や出題傾向など詳細な分析が掲載されていますので、併せてフィードバックされるといいでしょう。

フォーサイト講評
▲フォーサイト行政書士講座(2017年行政書士試験講評ページから、講評動画の掲載も)

東京法経学院

そして受験生の方におすすめなのが、東京法経学院による講評です。記述式はもちろん、やはり難易度が高かった多肢選択式など詳しく解説しています。試験講評はこちら

[記述式]
 問題44は,難問で,「却下判決」というキーワードを書けるかが勝負の鍵を握っています。
 問題45は,どのテキストにも載っている内容ですが,債権譲渡という行政書士試験上マイナーなテーマからの出題であり,「無重過失」というキーワードを書けるかが勝負の鍵を握っています。
 問題46は,(以下、省略)

引用 東京法経学院「試験講評」

東京法経学院、平成29年行政書士試験講評ページ
▲東京法経学院「講評」ページから

LEC野畑先生

LEC名古屋駅前本校で講義を担当する野畑先生のブログ記事から。まず過去の記述式の採点を掲載されています。

まずは、過去のデータを見てみましょう。

平成25年(2013年)   10.10%
 択一:易(成績リサーチ平均:151点) 
 記述採点:激辛
平成26年(2014年)   8.27%
 択一:難(成績リサーチ平均:131点) 
 記述採点:甘
平成27年(2015年)   13.12%
 択一:易(成績リサーチ平均:159点)
 記述採点:辛
平成28年(2016年)   9.95%
 択一:普(成績リサーチ平均:146点)
 記述採点:やや甘

引用 「【平成29年度本試験講評】その⑧~現時点での総評と記述の採点基準について~」

https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12328393881.html

トラ猫
択一の難易度と記述式採点の関係が分かりますね

そうですね、さすが名古屋地区のエース講師の野畑先生。分かりやすいです。そして肝心な平成29年度記述式について、次のように予想されています。

記述採点が厳しかった平成25年、27年よりも平均点が高いということは事実なので、
①記述の採点を厳しくして、合格率10%以上(13%程度)にする。
②記述の採点を非常に厳しくして、合格率を10%以内に抑える。
という事態が考えられますが、どちらにしても記述の採点は厳しくなることは間違いないでしょう。

具体的に何をどう書いたら何点・・・というのはわからないですが、択一が150点以下だと記述での挽回は難しくなるかもしれません。

引用 「【平成29年度本試験講評】その⑧~現時点での総評と記述の採点基準について~」

https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12328393881.html

もちろん野畑先生独自の予想ですので、不安な方や、これからの対応について検討ししたい受験生の方は、LECなどで実施されている無料成績診断サービスや本試験分析会、記述式採点サービスを利用されるといいでしょう。

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元伊藤塾・山田斉明先生の分析動画

元伊藤塾行政書士講座の講師で、現在は辰巳法律研究所で講義を担当している山田斉明先生の分析動画です。平成28年度も記述式の分析動画を公開しており、難易度の変化などの解説にも注目されるといいでしょう。

アガルートの分析動画

アガルート行政書士講座の分析動画です。担当は豊村慶太先生、元LEC行政書士講座の先生です。

参考記事 【行政書士講座】豊村慶太先生の口コミと評判まとめ

今回の分析動画ですが、受験生の方の解答例を基に採点基準を推測する内容です。豊村慶太先生はLEC時代に「アルティメット択一問題集」を制作するなど、経験豊富な先生です。なので記述式の分析も参考になると思います。

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【動画】「平成29年度本試験 再現記述分析会 豊村慶太講師|アガルートアカデミー行政書士試験」

豊村慶太先生は最近病気になられたそうです。しかし記述式の解説動画をご覧になると分かるように元気になられました。分かりやすい説明は健在です。

トラ猫
豊村先生の新刊「行政書士試験 らくらく解けるゴールデンルール50」も発売されたよ!

【まとめ】時間を無駄にすることなく、正確な分析結果や情報を得るようにしましょう

11月の行政書士試験から、来年1月31日の合格発表まで約2か月半ぐらいあるんですよ。合格ラインまであと少しの受験生の方だと、どうしても掲示板(2ちゃんねる)とかSNSで時間を潰しがちです。

ぜひ各スクールの本試験分析会などを通して、正確な情報を得るようにしましょう。また講師の方のブログも精度が高い情報源のひとつです。行政書士講師のブログまとめはこちら

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