宅建試験の合格発表がされました。見事合格された方、おめでとうございます!特に最近の宅建試験は合格が難しくなっていますからね。合格された方は素晴らしいの一言です。
(画像はイメージです。)
目次
宅建登録実務講習とは?
「これで晴れて宅建士だ!」と言いたい所ですが、そうではありません。宅建業法で学習されたと思いますが、実務経験がない一部の方は講習を受講しないといけないんです。そう、これが宅建登録実務講習です。
ここで宅建登録実務講習について、LECサイトから引用します。
登録実務講習とは
宅建試験の合格者が、都道府県知事の資格登録を受けるためには、登録申請時までに宅地建物の取引に関する2年以上の実務経験が必要です。 実務経験2年未満の方が、資格登録要件を満たすためには、本講習を修了する必要があります。
そうなんですね、実務経験がない方はまず登録実務講習を受講する必要があります。確かに取引する物件の中には高額な案件もあります。実務経験がなければ講習を受けるというのも当然ですね。
登録実務講習の流れ
その登録実務講習ですが、大きく分けて3つから構成されます。
- 通信講座
- スクーリング
- 修了試験
そして同時に送付されたテキスト等を片手にDVD講義で理解を深めます。資料集や手引きもあり、宅建試験に合格されたレベルの方ならば問題なく学習が進められると思います。
なお学習内容ですが、「宅建士制度に関する科目」と「宅地又は建物の取引実務に関する科目」の2科目で構成されています。内容は宅建試験対策で学習した内容の延長線にある感じです。難しくはないでしょう。
▲LEC宅建登録実務講習についての説明ページ(画像はLECサイトから)
次に「スクーリング」。これはLECなど学校により様々な通学クラスを用意しています。たとえば平日クラスとか休日クラスなどです。受講される方のライフスタイルに合わせて選びましょう。ただし遅刻は厳禁です。
そして最後の「修了試験」。これに合格しないと宅建士への道は絶たれます。もっともあとで紹介する水野健先生の動画を見て頂けるとお分かりになると思いますが、不合格になる可能性は低いようです(その理由は動画で)。
ですので一番ネックとなるのは、「スクーリングに遅刻せず、全ての講義を受講できるか?」という点です。
おすすめのスクール
宅建登録実務講習を実施しているスクールとして、以下のものがあります(2016年12月1日現在)
- 株式会社 東京リーガルマインド
- 公益財団法人 不動産流通推進センター
- 株式会社 日建学院
- TAC 株式会社
- 株式会社 総合資格
- 株式会社 九州不動産専門学院
- 株式会社 日本ビジネス法研究所
- 一般社団法人 宅建実務教育センター
- 一般社団法人 職能研修会
- 株式会社 住宅新報社
- 株式会社 Social Bridge
- 株式会社 Kenビジネススクール
- 一般財団法人 ハートステーション
- 株式会社 プライシングジャパン
- 新潟県宅建サポートセンター
- アットホーム 株式会社
この各スクールの実施スケジュールや費用などを総合的に比較して、私がおすすめするのがLEC東京リーガルマインド
- 全国24箇所で550以上のスクーリングクラスが設定されている(2020年12月現在)
- 1日の受講で終わる「修了証即日発行クラス」がある
- 利用しやすい柔軟なクラス設定(例として週またぎ2日間・短期1日・平日夜5日間クラスなど)
- 開始時間が10時と遅刻の心配がない(2日間のクラスの場合、なお遅刻すると失格となる)
- クラスの変更も対応(空席があれば対応可能)
- 修了試験が不合格でも、無料でもう一度挑戦できる
個人的には「開始時間が10時」がおすすめのポイントです。何しろ遅刻は厳禁(失格になる)ですからね。都心部では通勤電車が遅れることも結構ありますから、この余裕のある開始時間はおすすめです。

このほか、LEC東京リーガルマインドの宅建登録実務講習サイトでは、「講習内容」「スクーリング日程一覧」「申込方法」「実施会場」「無料ガイダンス」などのページが用意されています。疑問点も解決できるでしょう。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
口コミと評判
なおLECの宅建登録実務講習を受講するに当たり、「カリキュラムが消化できるか」とか「修了試験に合格できるだろうか?」など不安に感じている方もいらっしゃると思います。そのような方には、こちらの記事が参考になると思います。
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LEC宅建登録実務講習の口コミと評判は?【人気講師による動画解説あり】 - 速報試験ニュース
LEC東京リーガルマインド宅建士講座の宅建登録実務講習の口コミと評判を集めてみた。通信講座、スクーリングの開始時間、修了試験の合格、実施日程、スケジュール、実施機関など。
shikaku-edu.net
動画解説まとめ
ここで宅建登録実務講習について、LEC宅建講座の水野健先生による解説動画をまとめて紹介したいと思います。これから登録実務講習の受講を考えている方におすすめです。
【動画】「登録実務講習から始まる宅建士への道」
LEC水野健先生が宅建登録実務講習について、具体的に説明しています。通信講座の中身とか、スクーリングで学習する内容などです。修了試験についてもコメントされています。
【動画】「水野健の『取引主任者の登録の手引きと実務』」
こちらもLEC水野健先生による解説です。こちらの動画では登録実務講習を終えて、具体的な登録の方法について説明されています。宅建士証交付の申請の際の必要書類(身分証明書や小為替など)、封筒の書き方などです(4分50秒頃から)。
(動画は削除されました)
ここまで宅建登録実務講習の制度概要、おすすめスクール、解説動画などについてまとめてきました。登録実務講習はいつでも受講することは可能ですが、宅建試験合格から1年以上経ってしまうと、これとは別に「法定講習」を受講する必要があります。
したがって登録実務講習の受講を考えている方は、早めの申込みがおすすめです。その理由としてスクールやクラスにより、定員(締切り)になる場合もあるからです。