ビジネス実務法務検定の入り口である3級。2級や1級と比較すると簡単な試験と言えます。
もっとも初めて学習する方には簡単とは言えません。そこで効率よく合格を目指すために必要な「3つのポイント(学習法)」をまとめます。
3級の合格に必要な3つのポイントとは?
基礎を大切にする、特に用語は正解に理解!
ビジネス実務法務検定は法律を学ぶ試験です。法律は私たちの生活と深く関係していますが、その概念の理解は難しいです。
そして法律の理解に大切なのが、用語を正確に理解するということです。
試験科目である民法や商法・会社法でも法律用語がたくさん出てきます。しかし法技術によって作り出された用語ですから、最初は理解するのは難しい。むしろ外国語の学習と考えてもいいぐらいです。
この用語の理解が、その後の理解度のアップ、ひいては得点力アップにつながりませす。ぜひ頑張りましょう。
法律用語は正確に理解する!この理解がその後の得点力アップにつながる
読解力をつけよう
ビジネス実務法務検定試験の特徴として、「事例式問題」が出題される点があります。
単純な条文知識や判例知識を問う内容と異なり、登場人物も多く、また問題文も長くなる傾向があります。
したがって、長文を読み、内容を正確に把握することが大切です。これには図解が役立ちます。ビジネス実務法務検定に限りませんが、事例問題は正確に図解できるようにしましょう。
事例問題は、図解できるようにしよう。図が関係を分かりやすく教えてくれる
得点源の民法に力を入れる
3級の短期間での合格を目指すならば、最重要科目である民法に力を入れることです。また3級合格後に2級に挑戦する方も同様です。
2級のメイン科目は商法・会社法ですが、商法・会社法は民法の特別法であり、民法の基礎があれば、スムーズに商法・会社法がマスターできます。
民法の攻略こそ、ビジネス実務法務検定の究極の試験対策!
CSRとコンプライアンスの関係を抑えよう
ビジネス実務法務検定は名前にあるようにビジネスに関係する内容です。簡単に言ってしまえば企業を中心とした内容と言ってもいいでしょう。
そんなビジネス実務法務の中核は「CSR(企業の社会的責任)」と「コンプライアンス(法令遵守)」です。
さらにCSRとコンプライアンスは目的と手段の関係にあることを覚えておきましょう。CSR(企業の社会的責任)が最終的な目標であり、コンプライアンス(法令遵守)が手段であるということです。
この目的・手段の関係を抑えて学習を進めることで、漠然と学習を進めより、3級の学習内容の理解が進むでしょう。
まとめ
ここまでビジネス実務法務検定3級の学習のポイント3つをまとめした。
もちろん大切なのは、これから本格的に学習する内容(民法など)ですが、ぜひ今回の3つのポイント視点で学習を継続するようにしましょう。