今年の行政書士試験も直前となりました。
最近の行政書士試験は難しいためか、受験者数も少しずつ減っています。もっとも撤退したのはテレビドラマや漫画の「カバチ!」に感化された方など初学者の方で、ガチで合格を目指す中上級者レベルの受験生は減っていない印象です。
したがって試験の合格を目指すならば、力を入れて勉強を行うようにしましょう。
(画像はイメージです。)
最後の2週間が合格を左右する!失敗するパターンとは?
行政書士試験は年に1回の実施のため、昨年の11月から学習をスタートさせた受験生の方も少なくないでしょう。つまり学習期間が長ければ有利になる訳ですが、私の経験談では「最後の2週間で合格が決まる」と思います。
そして最後の調整に失敗するパターンとしては、次のようなケースがあります。
- 新しい問題集に手を出す
- 復習に力を入れない
今年の総選挙ではありませんが、実力があるのに最後の調整で失敗するのは、実にもったいないことです。そこで合格者の私が考える「2週間前からやるべき直前学習法」をまとめます。
超直前期に行うべきこと
徹底したテキスト・問題集・模試の復習
まずは総復習です。不安のため新しい書籍に手を出したい所ですが、その気持ちを抑えて「徹底した復習」を行うようにしましょう。
復習の対象は、テキスト・問題集・模試の3つです
特に問題集と模試の「間違えた問題」に力を入れましょう。結局のところ、「弱点分野の克服が合格への近道」、これが全てだと思います。
得意分野を更に10点上げるよりも、不得意分野の方が10点上げやすいと思います。ぜひ間違った問題(不得意分野)の総復習に力を入れてください。
予想動画で出題予想を行う
行政書士試験に限ったことではありませんが、試験に出やすい分野、そうでない分野があります。これは過去問演習を通じても分かることです。
特に行政法では、過去7年から10年分の過去問を解いて、2回以上出題されている分野をチェック!
そして試験にもトレンドがあります。法改正分野、新しい重要判例が出たケースなどです。これに役立てたいのが「出題予想動画」の視聴です。
中でもおすすめなのが、ユーキャンの出題予想動画です。毎年恒例となっている?ようですが、2018年度行政書士試験向けの直前予想動画も公開されています。
出題予想も大切だけど、「徹底した復習」も頼むよ
講師のブログも参考になる
またLECやTAC、伊藤塾など大手スクールの中には、ブログをされている講師の方もいらっしゃいます。LECだと横溝慎一郎先生などが毎日更新をされています。
法改正や出題予想などの記事を中心に参考にされると良いでしょう。また他の講師の方のブログも参照するならば、行政書士の講師ブログまとめがおすすめです。
行政書士講師ブログ | 試験部
行政書士講座の講師のブログの新着記事です。
shikaku-pass.net
60点の配点がある「40字記述式対策」
行政書士試験300点満点のうち、60点の配点を占めるのが「40字記述式」です。択一が難しい年度は、記述式の採点が甘くなるなど、最後まで希望が持てる分野でもあります。
この記述式ですが、次のような流れで解きます。
- 問題を把握して、出題者の意図を探る
- 条文・判例などからキーワードを引っ張ってくる
- キーワードを組み立て、40字前後でまとめる
その通りなんですが、それが難しい。\(^o^)/オワタ
そうですね、だから問題演習を通して「慣れる」のです。
先ほど「新しい問題集には手を出すな」と話しましたが、例外が記述式対策の問題集です。もちろん総復習が終わっていない受験生の方は、復習を優先してください。
元大原行政書士講座、今はアガルートで活躍されている林裕太先生の問題集です。豊富な問題量と詳しい解説が特長です。
参考記事 林裕太先生の記述式問題集、高得点を採るためのノウハウを公開【おすすめ問題集】
合格後に行政書士として活躍する姿をイメージする
イメージトレーニングってとても重要ですよ。世界で活躍するイチローさんも、行っているぐらいです。
行政書士試験の場合だと、「試験会場で問題をすらすら解いているイメージ」「合格のイメージ」、そして「行政書士として活躍するイメージ」などを思い浮かべると良いでしょう。
また伊藤塾などでは、行政書士実務講座も開講されています。どんな内容か見ておくことで、合格へのモチベーションもアップすると思います。
参考リンク 行政書士実務講座特集 (伊藤塾) テーマと教材、カリキュラムなど。
【伊藤塾】「行政書士 実務講座まるわかり説明会~実務講座の卒業生が講座の魅力を熱く語ります!~」
そして試験に合格して、「新たなステージで勝負をする!」という強い気持ちを持つことも大切です。
本試験後は解答速報をチェックする!
ここまで超直前期の学習法についてまとめてきました。そして本試験後に行うことが「解答速報のチェック」です。
正解が割れる「割れ問」がある年度もありますが、それ以上に大切なのが、配点の高い記述式の解答例のチェックです。
スクールにより多少の違いがあります。比較することにより、得点につながる語句(キーワード)など共通項が見つかるはずです。