知的財産管理技能検定3級は決して簡単ではない
知的財産管理技能検定には3級・2級・1級とあり、3級は最も易しい入門資格となります。
しかし学習を開始してみるとわかりますが、学習範囲が結構広い。しかも難しい。それもそのはず、特許法や著作権法、条約などは弁理士試験と同じ出題科目だからです。
そんな知財検定3級に効率よく合格を目指すならば、科目別にしっかりとした戦略を立てないといけません。
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科目別学習法!出題数も
ここからは知的財産管理技能検定3級の科目別です。やはり過去の試験の出題履歴を分析して、学習時間のボリュームに差をつける(メリハリをつける)のが得策です。
特許法・実用新案法
著作権法と並び、メイン分野である特許法・実用新案法です。実用新案法は特許法のおまけ(ちょっと言いすぎか)という感じで、あくまでも特許法中心で学習を進めます。
過去の3級試験を確認したところ、学科では7問前後、実技では11問前後の出題でした(実用新案法を含む)。
知的財産管理技能検定3級の合格ラインは、30問中の21問(70%)ですから、特許法・実用新案法+著作権法に力を入れれば、合格ラインに近づいた、そんな感じです。
通信講座を利用して徹底理解を
この特許法に限ったことではありませんが、知的財産管理技能検定の合格を目指すならば、「広く浅く」勉強する必要があります。
しかも受験生の方の多くは、学習時間に制約がある社会人の方でしょう。したがってテキストを最初から精読するのではなく、重要ポイントを中心に講義を進める通信講座を利用するのがおすすめです。
意匠法
意匠法は学科試験、実技試験共に2問から3問の出題です。全部で30問の出題ですから、ウエイト的には軽く、後回しにしそうです。
もっとも意匠法は特許法と比較しながら学習することで(登録要件とか)、比較的短期間でマスターできます。したがって捨ててしまうのはもったいない。
ぜひ得点源にしたいところです。
商標法
商標法は、学科で3問から4問、実技試験で5問から6問の出題です。商標法は、「マクドナルド」とか「ソニー」とか、私たちの生活に密着しています。したがってイメージも湧きやすく楽しみながら学習できる分野だと思います。
そこそこ出題数も多く、ここも力を入れて学習したいところ。
条約
条約です。学科は2問ないし3問、実技は1問か2問と微妙な分野です。もっとも知的財産管理技能検定3級では、パリ条約や特許協力条約(PCT)など、出題箇所がはっきりしています。
他にはマドブロやハーグ条約などがあり、学習範囲が広くなりがちですが、通信講座を利用して、メリハリのある学習で確実に得点を目指したいですね。
その他科目
その他科目として、不正競争防止法、独占禁止法、種苗法、民法、弁理士法があります。学科試験の例だと、ひとつの法律で1問の出題です。
したがって過去問を参照に、出題された論点を中心に学習するのがおすすめです。それ以外の論点は、捨てる勇気も必要だと思います。
【まとめ】出題範囲が広いので、メリハリのある学習を!
ここまで知的財産管理技能検定3級の効果的な学習法についてまとめてきました。
もちろん公式テキスト片手に網羅的に、最初から最後まで精読するのもありでしょう。
しかし限られた時間で効率よく3級の合格を目指すならば、重要箇所を中心にメリハリのある学習がおすすめです。それには良きコーチ、実績ある通信講座を利用するのがベストです。