平成28年度マンション管理士試験の合格発表が、公益財団法人マンション管理センターから行われました。
合格発表は午前8時30分頃に官報号外でも行われましたが、合格ラインや合格率など各種データを見るには、試験を管轄するマンション管理センターのサイトがおすすめです。
平成28年度マンション管理士試験の結果(データ)
ここでマンション管理センターから発表された試験結果を確認しておきます。
試験結果
- 合格ライン(合格基準点) 50問中35問以上正解(一部免除者は45問中30問以上正解)
- 合格者数 1,101名
- 合格率 8.0%
受験生の方の一番の関心事は合格率だと思います。合格率は8%ちょうどで、2015年度試験よりも0.2ポイントの減少です。
合格ライン(合格基準点)も35点と前年度よりも3点低くなっています。したがって問題も試験結果も難化しました。
希望のデータも
このマンション管理センターの合格発表データですが、希望のデータ(数字)もあります。私が注目したのは次のデータです。
※合格者の平均年齢は46.9歳で、最高年齢は77歳でした。
77歳で難関試験と言えるマンション管理士試験に挑戦するのも凄いですが、見事合格しているから更に凄いですね。また合格者の平均年齢も約47歳と、思っていた以上に年齢層が高いのが興味深いです。
このようなデータを見ると、「来年こそ合格に向けて頑張ろう!」と思いませんか?またそのように積極的な方は合格が近いと思います。
平成29年度(2017年度)試験の合格に向けて
そんなマンション管理士試験ですが、合格に向けた勉強法は宅建や管理業務主任者試験などと同じだと思います。基本的には「講義(テキスト)を理解」して「過去問を中心とした問題演習」です。
難易度が高くなると、その不安からいろいろな教材に手を出したくなりますが、目の前にある教材を難読繰り返す、これが基本だと思います。
そして前年度の本試験分析も大切です。試験の継続性から、出題傾向や出題の難易度予想として過去のマンション管理士試験の分析はとても大切です。
フォーサイト・マンション管理士講座による分析(講評)と動画解説
2017年度(平成29年度)マンション管理士試験の合格を目指す受験生の方におすすめの分析動画が、フォーサイト・マンション管理士講座で公開している分析動画です。
総論はもちろんのこと、各分野別の講評もあるので、出題傾向や難易度の確認におすすめです。収録時間もちょうどよく、試験学習の最初に視聴されると良いでしょう。
またフォーサイト・マンション管理士サイトでは、2016年度マン管試験の講評が掲載されています。こちらも詳細な分析が掲載されていますので、ご覧になっておくと良いでしょう。
▲2016年度試験の講評ページ(画像はフォーサイトから。5問免除や規約、民法など分野別の解説も)
【講評動画】フォーサイト大島浩之先生が分析!平成28年度マンション管理士試験
なおLECや他のスクールによる講評については、解答速報ページで御確認ください。
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【動画】合格発表を受けて
同じくフォーサイト大島浩之先生による動画です。この動画は平成28年度マンション管理士試験の合格発表が行われた2017年1月13日(金)に公開されたもの。
動画の内容ですが、大島浩之先生が自身の経験を踏まえ、再びマンション管理士試験に挑戦する受験生の方への応援メッセージなどが中心になっています。
「マンション管理士試験 合格発表を経て次のステップへ! Vol.39 【おーしまんかん】」
講師ブログのまとめ
平成28年度試験の合格発表を受けて、大手スクールの講師の方によるコメントが公開されています。ここで講師の方のブログ記事をまとめます。
亀田信昭先生
LECマンション管理士講座の亀田信昭先生
マン管試験の合格発表
基準点は35点
合格率 8.0%でした。
カメ山君のマン管部屋
http://wachagona857man.blogspot.com/2017/01/blog-post_13.html
平柳将人先生
元LEC講師で、現在はTAC独学道場やユーキャン書籍の執筆などをされている平柳将人先生のブログ記事から。
一方、残念ながら不本意な結果になってしまった皆さん。
(中略)
今回のマンション管理士試験の合格率は8.0%。
100人受験して、わずか8人しか合格できません。
「あの問題」で「35点以上」得点できなければ、上位8.0%には入れないのです。
「あと数点だった」という方もいらっしゃると思いますが、その「あと数点」にかなりの人数がいるということを忘れてはいけません。
https://ameblo.jp/hirayanagi4953/entry-12237589204.html
野村泰弘先生
資格の大原・野村泰弘先生のブログ記事から。
平成28年度マンション管理士試験の結果について
合格された方、おめでとうございます!
引用「不動産資格王 野村の資格取得革命」
なお、資格の大原マンション管理士講座は、2021年4月現在、休講しています。
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【おすすめ】マンション管理士とのダブル資格
マンション管理士は不動産系の人気資格のひとつですが、関連する資格とダブル合格することにより、ビジネスチャンスが増えるかも知れません。
そしてマンション管理士との親和性が高いのが、「宅建」「管理業務主任者」でしょう。試験科目も重複し、ダブル資格と言えば、まずこれらの資格が浮かびます。
今回はそのようなメジャー資格ではなく、マイナー資格を紹介します。民間資格が中心であり、有名でないものもありますが、だからこそ競合が少なく、おすすめとも言えます。
LEC水野健先生が動画で解説!
そんな穴場?となりそうな不動産系資格ですが、LEC宅建講座でお馴染みの水野健先生が動画で解説しています。収録時間も約10分と長くはありませんので、合格者はもちろん、次回のマンション管理士試験に挑戦される方も検討されてみてはいかがでしょうか。
【動画】「水野健の『宅建から拡がるおすすめ不動産系資格』」
まとめ
ここまで平成28年度マンション管理士試験の合格発表について見てきました。残念ながら不合格になり2017年度試験の合格を目指される再受験生の方もいらっしゃるでしょう。
しかし1年なんてあっという間です。ぜひ悔しさをバネに、マンション管理士試験の合格を勝ち取ってください。