FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定試験で、解答速報が実施されるのが2級(LEC東京リーガルマインドなど)、1級(TACほか)だけで、3級が実施されないのが不思議に思う方はいませんか?
理由は、CBT方式に移行したため
これには理由があります。FP3級技能検定試験は、会場でみんなで受験する方式から、CBT(Computer Based Testing)方式に移行したためです。
全国で随時受験(受検)ができます
CBT試験は、多くのストックの中から、受験生個別にランダムに出題されます。なので、受験生ごとに問題が違うため、解答速報の実施ができないのです。
もちろん、FP2級とFP1級は今まで通りの実施のため、大手予備校を中心に解答速報が実施されます。
参考 FP解答速報と配点予想、LEC,TAC,大原,フォーサイトまとめ
【解説動画】CBT試験とは
CBT方式の試験はどんどん増えている、日商簿記、ビジネス実務法務検定、知的財産管理技能検定など
CBT方式は(下にメリットを掲載しますが)、受験生の方にとっても便利なため、今回のFP3級技能検定のみならず、日商簿記、ビジネス実務法務検定、知的財産管理技能検定(予定も含む)など、どんどん増えています。
従来、FP3級技能検定は年3回の実施でしたが、スケジュールと空きがあれば、すぐにでも受験できます。
もっとも試験自体が簡単になるわけではありません。自分にあった通信講座で十分な対策をとり、試験に臨んでください。
参考 値段の安いFP3級 大手通信講座6社を比較!月額制(サブスク)で受講できる講座も
CBT方式のメリットとデメリット
忙しい社会人受験生の方に向けて、メリットとデメリットをまとめます。
メリット3つ
試験日程の柔軟性
CBT方式の最大の魅力の一つは、試験日程の柔軟性です。多くの試験で、受験生はご自分の都合に合わせて試験日を選択することができます。
これにより、仕事や家庭のスケジュールに合わせて効率よく勉強時間を確保できるため、忙しい社会人にとって便利です。
これが一番のメリットだよね
すぐに結果が通知される(つまり合否が分かる)
CBT方式では、試験終了後に比較的短期間で結果が通知されることが一般的です。
紙ベースの試験と比較して、結果待ちの期間が大幅に短縮されるため、次のステップ、ステージにはやく進むことができます。
特に手当目的や、転職、昇進のためにFP資格を取得する場合、このスピード感は大きなメリットと言えます。
試験環境の快適さ
自分に合った場所や時間帯で試験を受けられるため、リラックスした状態で試験に臨むことができます。ストレスの少ない環境で受験できることは、実力を発揮しやすくする大切なポイントです。
デメリット2つ
慣れない操作で不合格!?
パソコンの操作に不慣れな受験者にとって、CBT方式の回答方法に戸惑うことがあります。そう、スマホしか使わない、そこのあ・な・た。本来の実力を発揮しにくい場合もあるため、事前に操作方法を練習しておくことが大切。
もっとも資格大原 FP講座などでは、CBT方式に完全対応した対策講座を開講しています。やはり大手は対応が早いですね。
試験会場の制約
CBT方式の試験会場は限られている場合があり、希望する日時に予約が取りにくいことも。特に都市部など特定の地域では、希望に添えないことがあります。早めの予約が必要です。
まとめ、解説は試験対策講座を利用しよう
ここまでFP3級技能検定試験で解答速報が実施されない理由をまとめました。
解答速報は正解番号のみならず、実力派講師による解説もあったりします。
なので解説が聞けないわけですが、試験対策講座の中には「過去問講座」や「過去問演習講座」などで解説講義を実施していることが多いです。このような講座を利用して、理解度を深めてください。
参考 資格娘のFPおすすめ通信講座!口コミと評判まとめ
FP3級と2級の学習範囲は重なるから、ていねいに復習しておくことで、その後の2級の勉強もスムーズになるよ。(私の合格体験談→ FP2級の合格が濃厚と、2級合否判定サイトについて)