境界標が移動されていたので、土地家屋調査士に相談

隣の土地との境界を明確にするため、境界標が埋め込んであるのが一般的ですが、これが移動されるケースがあります。この場合、土地境界の専門家である土地家屋調査士に相談してみるのがベストです。

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久しぶりに隣家との間にある境界標を見たところ、移動されている気がしました。そんなケースはないでしょうか。以前はもっとコンクリートの塀に沿ってぴったり埋め込んであったと思いましたが、5センチ程度でしょうか内側に動いている、そんなケースを考えてみます。

境界標が移動
(画像はイメージです。記事とは関係ありません)

内側に動いているということは、土地の面積が狭くなっていることですね。これでは不動産価値も下がりますし、なにより自分の土地が狭くなっていることは精神的にも良くありません。そこで今後のことを考えます。

その前に、なぜ境界標が移動されていたのでしょうか。考えられるのは隣の家でブロック塀を改築した際に、業者が一時的に移動したのでないか?という点です。そもそも移動させること自体が違法なのですが、工事の邪魔になったのでしょうか。

話しを戻しましょう。境界に関するトラブルなので土地家屋調査士に相談するのがベストです。もっとも相談料も安くはありません。そこでお勧めしたいサービスが、市町村など各自治体で行っている無料相談です。ちなみに私が住んでいる市では「不動産に関する無料相談会」として、宅地建物取引士・行政書士・土地家屋調査士による相談が用意されています。もちろん無料のようです。また相談時間も30分と充分なボリュームがあります。

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相談してみると分かりますが、土地家屋調査士の方は、まず「移動されていることを確認する必要がある」ということを指摘されると思います。あらかじめ公図(簡易な地図みたいなもの)と測量図を用意して相談に臨まれると思いますが、(乱暴な言い方をすれば)測量図は使えません。

というもの測量図は正確ではないケースが多いからです。測量図には寸法・距離が記入されていますが、10mに対し5センチ程度の誤差が法律「不動産登記法」で認められています(この辺りの話は専門家の土地家屋調査士さんに聞かれると良いでしょう)。また当初は正確であったとしても、何十年と住んでいると、車の振動等で少しずつ移動されることもあります。したがって測量図は必ずしも正確ではないということです。

ということで新たに測量が必要となります。仮に対象となる境界標が1本だとしたら、費用は2万円から3万円程度ではないでしょうか(もちろん土地家屋調査士により異なります)。

そして次に移動していることがはっきりしたら、境界標を正しい位置に埋め込みます。この際に必要なのが、隣人の立会い・承諾です。しかしこの承諾が取れないケースもあります。「少しならばいいではないか」など、むしろ話がまとまらないケースが多いのですね。

この立会いに掛かる費用は20万円から30万円ぐらいではないでしょうか。しかしながら結論を言えば「それだけの費用を掛けても原状回復ができる保証はない」ということになります。

これでは困りますね。もっとも将来的に土地を売却する際に、この程度の誤差ならば価格には影響しないこともあります。実際に売る際に不動産会社の方が下見をしますが、5センチ程度の誤差ならば、わざわざお金をかけて測量までしないだろう、と考えです。

もちろん誤差の程度によっては不動産価格に影響を及ぼす場合もあります。そこまで行けば、土地家屋調査士や弁護士など、土地ならびに法律の専門家に相談するのがベストです。

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