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けんちゃんバス(丸建自動車)、蓮田駅から上尾駅まで乗車してみた

埼玉県東部地区のバスと言えば、朝日自動車(東武バス)、国際興業バスなどがありますが、上尾駅周辺で営業を行っているのが、けんちゃんバス(丸建自動車)です。けんちゃんバスには複数の路線がありますが、蓮田駅西口から上尾駅まで乗車してみました。

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乗車はJR宇都宮線の蓮田駅西口です。以前は駅前では乗車できず、埼玉りそな銀行前から乗車および降車をする必要がありました。現在では駅前の整備が終わり、駅前バス乗り場から乗車できます。

この路線の料金ですが、200円均一という安さです(令和2年5月現在)。つまり蓮田駅から上尾駅まで乗車しても200円です。JR線を使うと330円ですから、電車よりも安くなっています。

納得娘
所要時間はバスだと30分から35分前後、JRだと蓮田~大宮10分、大宮~上尾10分、そこに大宮での乗り換えに待ち時間が足されます

この運賃ですが、スタート当時は150円でした。その当時は利用者も少なく、廃止も時間の問題などと思っていましたが、現在は利用者も多くなりました。知らない人が多かったように思います。

さて蓮田駅から上尾駅に行くバスですが、以前は「がんセンター経由」と「薬科大経由」の2つがありました。がんセンターが新しくなったことに伴い、がんセンター経由は当面の間、運休になっています(平成27年12月現在)。

納得娘
けんちゃんバス(丸建自動車)の名前の由来ですが、社長の名前に「建」が含まれるからだと思います。丸は分かりません

建ちゃんバス、蓮田駅西口
▲ 蓮田駅西口に停車中の上尾駅行きのけんちゃんバス

この上尾駅行のバスですが、所要時間は約30分程度です。したがって宇都宮線が運休した場合は、この路線を使い、上尾駅に出る方法が有力です。もちろん蓮田駅東口から東武野田線の岩槻駅に出るバス路線もありますが(国際興業バス)、平成27年12月現在、朝と夕方以降しか運転がないので、注意が必要です。

また上尾駅まで行かなくても、途中でニューシャトルの志久駅付近にも停車します。こちらも選択肢として考えておくと良いでしょう。

この上尾駅行のけんちゃんバスですが、蓮田駅を出発すると、伊奈町の栄地区に行きます。ここで降りられるお客様が多いように思います。そして薬科大学や志久駅、上尾市内で乗客が多くなるイメージです。

以前は1時間に1本と不便な時間帯もありましたが、現在では時間帯にもよりますが、日中ならば30分おき程度で運転されています。なお正確な時刻表はけんちゃんバスを運行する丸建自動車のホームページをご覧ください。

建ちゃんバス
▲ 丸建自動車のホームページから

それからけんちゃんバスには便利な回数券もあります。最近確認した例ですと、200円券が17枚綴りで3,000円でした。額面が3,400円ですので1割以上お得になっています。頻繁に利用される方はこちらを購入されても良いでしょう。

さて終点の上尾駅です。駅前にはデパート「まるひろ」、そして新しくなった上尾駅の改札など、「さすが上尾」という感じです。飲食店も多く、楽しめるスポットも多いように思います。

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【2020年5月追記】けんちゃんバス(丸建自動車)が民事再生法を申請

かなりショックです。新型コロナの影響で民事再生法を申請になりました。

数日前には、関東地方のNHKニュースに社長が登場し、「苦しいけど持続化給付金でなんとか雇用を守る」と言った趣旨の発言をされていました。

路線バスもお客さん少なそうな感じでした(これはJRや他の私鉄もそうですが)。もっと早く政府は助けることはできなかったのか!残念で仕方がないです。

納得娘
企業努力の範疇を越えています。政府は助けてください

路線バス事業者のコロナ倒産は初 「けんちゃんバス」で知られる丸建自動車(株)[埼玉]が民事再生を申請
5/19(火) 15:08配信

路線バスは通常通り運行継続
 丸建自動車(株)(TSR企業コード:310422671、法人番号:2030001041690、上尾市二ツ宮1069、設立1988(昭和63)年5月7日、資本金1500万円、本村建二社長)は5月15日、さいたま地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は約5億円。
 申請代理人は加藤剛毅弁護士(武蔵野経営法律事務所、所沢市東町10-18)。
 路線バス事業者のコロナ関連倒産は全国初。路線バスは通常通り運行している。

 上尾市や北本市など「けんちゃんバス」の愛称で知られる路線バス会社。路線バスのほか、観光バスや福祉タクシーなどを手がけ、近年は売上高約3億円をあげていた。しかし、車両への投資負担などから借入金に依存した資金繰りが続き、2009年10月には社会保険事務所から差押登記が設定されるなど資金繰りがひっ迫していた。
 経費削減などを進め、事業を継続していたが、ここにきて新型コロナウイルスの感染拡大により、観光バスや貸切バス、路線バスの需要が急減。私的整理も検討していたが、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
 なお、関係者によると、「路線バスは今後も止めることなく、継続する。スポンサーを広く募り、事業再建を目指していく」とコメントした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00010007-biz_shoko-bus_all
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